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インプラントの歯医者の可能性

インプラントの起源はかなり古く、紀元前にはすでに存在していたといわれています。中年米ボンジュラスで発見された紀元前600年頃のインプラントでは、顎の骨に固定する歯根の部分に貝殻を用いていたようです。
その後もインプラント治療自体は続いていったのですが、歯根の素材選びには苦労したようで、鉄などの金属から、金やサファイアなどの鉱物まで過去の医者達はいろいろ試行錯誤していたようです。結局どれも上手くいかず、顎の骨や歯肉に適合しませんでした。
その問題が解決したのは本当に最近のことで、1953年にスウェーデンの科学者がチタンという新たな可能性を発見しました。それは正に偶然の産物と言っていいもので、彼は実験の際にうさぎの骨にチタン製の器具を埋め込んでいたのですが、いざ実験が終わり器具を取り外そうとした際に、器具がウサギの骨からはがれないことに気付いたのです。
それから、チタン製のインプラントについての研究が始まり、どうやらチタンが、動物の組織に親和性の高い金属であることが分かりました。チタンは骨のような硬い組織にも、肉や脂肪のような柔らかい組織にも充分に適合するのです。
これを最初に発見した科学者は、この現象をオッセインテグレーション(骨と結合するという意味)と名付けました。そして1965年から本格的に人体への臨床が行われ始めました。
チタン製のインプラントは、対人間においても高い親和性を発揮することが裏付けられ、以来チタン製のインプラントがスタンダードになりました。つまり現在のインプラント治療のノウハウはまだ40年ほどの蓄積しかされていないのです。

しかしながら、チタンの優秀さは現在においても失われておらず、骨に異物を埋め込んでしまうと、時間の経過とともに削れたりして減っていってしまうのですが、チタンは10年以上埋め込まれていても90パーセント以上が残ります。これからもチタン製のインプラントは長期に安定する素材として選ばれるでしょう。

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